"おとくに"でおんがくでつながろうプロジェクト【開催終了】

7月の終わり、このプロジェクトではじめて関西圏の京都府長岡京市にかてぃんピアノをお迎えすることになりました。

長岡京市中央生涯学習センターでは子育て世帯の多い市の特色に合わせ、子どもと社会そしてまち全体のつながり、活性化を目的に「”おとくに“でおんがくでつながろうプロジェクト」を開催いたしました。

イベント期間は9日間で、初めて音楽に触れる子どもたちにも、どこかに楽しみを見つけてもらえるよう「聴く事」・「知る事」・「奏でる事」の3 つの切り口で音楽の楽しみ方を提案し、ピアノを通して体験から表現まで経験していただける内容にいたしました。

7月27日（土）のオープニング企画では、ピティナ京都支部の皆様の企画・協力のもと、バロックから近現代まで音楽で時間を旅する「ミュージックタイムトラベルコンサート」を開催いたしました。

かてぃんピアノとグランドピアノそれぞれの音の特性を大切にソロ、連弾、2 台のピアノで各時代を代表する曲が演奏されました。作曲家にまつわるお話や映像も投影され、より深く音楽を楽しんでいただけるコンサートとなりました
楽器はピアノのみでしたが、音のバリエーションは本当に豊かで、このプロジェクトならではの“かてぃんピアノ”の音を存分に楽しんでいただける貴重な演奏でした。

二日目の7/28（日）は、調律師さんによる「ピアノ解体ショー」と地元音楽教室の「長岡京♪ピアノメイツ ちいさな演奏会」が開催されました。
解体ショーではセンターのグランドピアノ（YAMAHA S6A）の音の鳴る仕組みを、見て・聞いて・触れて体験していただきました。

鍵盤ハーモニカとグランドピアノを使用したちいさな演奏会では、子どもたちの一生懸命演奏する姿に会場全体が感動に包まれ、あたたかい気持ちでいっぱいになりました。

そして、7/28（日）から7日間、音楽をつなごう～かてぃんピアノ～を開催いたしました。
かてぃんピアノの音色にじっくりと向き合っていただけるよう、ホールでひとり演奏していただく形で実施いたしました。たくさんの方が、かてぃんピアノと1 対1 で向き合い、まるで別世界に入り込んだような、特別な演奏を体験されました。

最終日の8/4（日）は、どなたでもご参加いただける、「みんなの音楽発表会」を開催いたしました。
ご出演された方からの「発表できる場がある事で、生涯ずっとピアノと友達でいられる。」というお言葉が印象的でした。

また、今回のイベントには連日の暑さの中、遠方からも多くの方にご参加いただきました。
参加いただいた方、聴きに来られた方、指導されている先生方、たくさんのつながりが生まれました。

参加された方のピアノストーリーは様々で、
ピアノをはじめたばかりの方、
全国のストリートピアノ巡りをされている方、
大人になりピアノを始めた方、
子どもの頃リタイアしたけど大人になり再開された方、
ピアノを生業としているかた、
角野さんの大ファンの方、
親子でピアノを楽しんでいる方、
・・・
ここには書ききれない数々のストーリーがあり、そのすべてが目の前のかてぃんピアノで繋がっている事にこのプロジェクトの偉大さを改めて感じました。
くらしの中で音楽が生涯の彩りとなり、そこから広がるつながりのきっかけを提供できる場であり続けられるよう、かてぃんピアノがつないでくれた音楽を大切に「”おとくに”でおんがくでつながろうプロジェクト」は続いていきます。
今回、このプロジェクトにご協力いただいた関係者の皆様、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。